自分の性格を変えたいと思うのは、人間関係で悩んだ多くの人が
一度は考えること。
その割に、その具体的な方法はあまり認知されていない。
性格を変えて魅力的になればモテるし、仕事でも評価される・・・
分かっていても、やはりなかなか変えられないもの。
そう思うと、なおさらそれを成し遂げた人の
「性格が変わるきっかけ」に興味が出てくる。
一体どのように性格を変えるのだろうか?
性格を変えたい…本やカウンセリングなどおすすめの方法!
仕事を変え、今まで経験したことがなかったことを
やったことで性格が変わったという人が多い。
お金をもらう以上プロ意識が必要なので、
好き嫌いに関係なく「やらざるを得ない」状況に。
そんな立場に自分を追い込み、
しかもそれを繰り返すので性格まで変わってしまう。
引っ込み思案だった人が
人とのコミュニケーションに
抵抗がなくなったりといった例だ。
尊敬できるメンターに出会い、
強い憧れから行動を真似て性格を変えたという人も少なくない。
人を好きになり、「どうしてもこの人をモノにしたい!」
そこから自分を変えていくのも、これに近い状況。
また、あなたにとって意外な評価が
他人からつけられた場合もあなたの
セルフイメージ(自分らしさ)が変わり、性格の変化に。
面白かったのが、破局寸前の夫婦を
ホエールウォッチングに連れ出して
間近で巨大なクジラを見せると、
離婚を考え直すというエピソード(笑)。
こうした非日常的な体験には
価値観や性格まで変えてしまう力があるのか。
臨死体験は手軽にできないが(笑)
せめて過去を自由に見れるように退行催眠が
日本の医療機関でも。
性格を変えたいという内容は、
2chの掲示板でもよく書かれているほど身近な内容だ。
自分自身の性格は変えられないから
「彼氏の性格を変えたい」と相手に理想の性格を求めることも。
近頃では「ポケモンの性格を変えたい」という人もいるが、
今や2次元の世界のキャラクターである
ポケモンにも先天的素質である性格が備わっていて、
性格が能力を左右するという設定は人間にも共通することだ。
他にも、性格を変えたいという話題は、
画像一枚で性格診断テストが出来るまでになっていたりと、
性格を変えたい人は沢山いる。
ではどのように性格を変えるのか?
性格を変えるために、本を読んだり
心理カウンセラーによるカウンセリングを
受けようかと考えたことも少なくないだろう。
藁にもすがる思いだが、お金の無駄遣いで役に立たない。
自分の場合は、人混みや待つことが
大嫌いなのは不便な性格であり、できれば変えたいもの。
一般的に「性格は変えられないが、行動は変えられる」
時々こう耳にするが…真実は
「行動を変えることで性格まで変えられる」のである。
これを経験から確信している。
性格の変え方とシンプルに言っても、
性格は生まれ持ったDNAプラス育てられた親の環境と、
さらにその後の人間関係などに
大きく影響を受けて形作られるため、
変えるのは容易ではないと想像できる。
変え方はいろんなところで語られているが、
どれも自分の性格に合ったものではなかった。
事業を通して学んだ、
自分のイヤな性格を変えるための最も最短で効果のある変え方…
自分がここで前提にしているのは、
「最初は心が伴っていなくても、気持ちは後からついてくる」
「カタチから、を続けていけば、やがてホンモノになる」
という、この世の不思議な心理。
性格の変え方について議論するとき、
見ることのできない人間の内面に
深く入りすぎることは、事を複雑にするだけ。
なので、ここでは「行動を変えることで性格も変わる」
というアプローチで、性格の変え方を伝えたい。
まずは具体的な行動にフォーカスする。
変え方を詳細に見ていこう。
あなたの変えたい性格を想定してもらいたい。
まず提案したいのは、自身の内面を見るのではなく、
具体的な行動をチェックしてみること。
具体的な行動はすぐに変えられるので。
ネガティブな性格を変えたいと思うなら、
あなたの口癖、もっと具体的には
15分ごとに発するネガティブ発言を言った瞬間メモし、回数も記録。
三日坊主の性格を変えたいなら、
新しい何かを始めて何日目にどんな心理状態になり、
決めたことをどのレベルまでやらなくなったかを記録。
そのときの言い訳まで。
まずは、自分の「行動」を見つめることから始める。
これ自体、ほとんどの人が生まれて始めてする試みなのでは?
次のステップでは、できない理由を明確にすること。
人ができない理由は、やり方がわからない・
継続できないの2つしかない。
「なんで私はいつもダメなの~~~?」と
自己嫌悪で頭を抱える前に、この2つで冷静に見る。
なんで自分はできないんだという分析を極めたところで、
性格の変え方を学ぶ上では意味がない。
やり方を明確にし、継続するやり方とは、
知識の習得、そして技能のトレーニング。
知識の習得は、ネガティブな性格を変えたいという
上の例で言えば、なぜネガティブな発言が
自分にとって損で、周りの人にも迷惑か。
逆にポジティブになることでどれだけのメリットがあるか、
などをハッキリさせること。
技能のトレーニングでは、いきなりその場に自分を叩き込まない。
徐々に慣れさせていく、ということを意識する。
このノウハウを知ったときは、
自分が初めて泳ぎを覚えるときを思い出した。
いきなり海に投げ込まれたら、
恐怖のあまり発狂してショック死していたかも知れない(笑)。
海ではなくまずは朝霞スイミングスクールに行き、
プールの水に慣れ、顔をつけ、そしてビート板で泳ぐことから、
というようにしてくれたからこそ、
徐々に泳げるようになったし、
海で泳ぐことも怖くなくなった。
こうやって、ステップを細かく分けて、段階を明確にする。
そして、小さな達成感を与えてあげる。
いわゆるスモールゴールをたくさんつくり、
短い時間で自分自身に達成感を与え、
少しずつステップアップしていく。
このとき、できる人を基準にしない。
セルフマネジメントに比較は禁物。
あくまで自分のできることで。
また上の例で言うなら、
1時間に10回だったネガティブ発言を
半分にすることを目標にし、記録で可視化しながら訓練する。
次は0を目標にする。
その次は1日3回は人を褒めてみる、
ありがとうを4回言われるように動いてみる・・・などなど。
最初はラクなゴールを設定し、
慣れてきたら徐々にストレッチゴール(少し背伸びした目標)を
立てるというステップを踏むのがいい。
最初からあまりに高いゴールを決めて取り組むと、
途中で「やっても意味がない」と
あきらめてしまいがちになる。自分に厳しい人は特に注意。
人は、急激な変化には適応できない。
スモールゴールの積み重ねで、
必ずラストゴールに行くので安心を。
結果を急ぐがゆえにたくさんを求めて、
こなせなくて自尊心が傷ついていく人があまりに多い。
急ぐがゆえに、少ないことから、
ゆっくりと継続することがポイントとなる。
ネガティブ、内気な性格を変えたい…暗いのを明るくするには?
人は、それぞれコンプレックスとして
持っているダメな性格を変えたいと願っている。
ネガティブな性格からポジティブになりたい、
内気な性格から外交的になりたい、
暗い性格を直して明るくなりたい。
あなたも自分のマイナスな部分を
プラスに変えたいと思ったことが一度はあるはずだ。
自分の場合は、シイタケが嫌いなのは
好みだから仕方ないとしても(笑)、
人混みや待つことが大嫌いなのは不便な性格であり、
できれば変えたいもの。
もっと我慢強ければ、
名所や話題になっているお店の美味しい物を
堪能できるのに・・・などと客観的に想像したり。
人に心の余裕がなくなったときに陥るのが、
恐れ・不安・喪失感などのネガティブな感情を
悪いものとジャッジして、それを拒絶しようとする状態。
子供を始め、まるで人が勧善懲悪モノの
映画にすっかり入っている状態。
つまりポジティブな感情が正義、
ネガティブが悪と白黒はっきり切り分けているということ。
しかし、ネガティブな感情は日々自然に起こるものであり、
その都度それを拒否しようと戦うことで、
人生を思いっきり楽しむことができなくなる。
もともと人は、白黒はっきりできないグレーな存在。
その事実を受け入れていく過程で成長し、
性格もより好ましいものになっていく。
ダメな自分もありのまま受け入れる、
いわゆる自己受容をできるように、
心の広さ、キャパシティを少しずつ変えたい。
変えたいとは言いながら、なかなかそれが難しいのが、
自分の性格というもの。
嫌われたとしても、それは神様があなたに
今までと違った対処を求めていることだと受け止め、
新しい行動に踏み出そう。
行動を起こさずにくすぶっているのは、
自分達には不似合いだから。
自分の性格を見つめ、もっとよくなりたい、
変わりたいとその変え方まで意識しているあなたは、
間違いなく向上心の高い稀有な存在。
まとめ
「性格を変えたい」
そう思うのはあなただけではない。
今の自分のダメなところも受け入れつつ、
新しい自分になるためにまずは行動してみよう。
そうすることで、きっとあなたの世界は広がることだろう。