フィリピン人が日本に出稼ぎに来て、祖国の家族に送金する
というのは、よく耳にする話。だが、国外にお金を送ることには
いろいろ規制があることは、意外と知られていない。
あなたにフィリピン人のパートナーがいれば、
その場面になって面食らうことだろう。
そこで今回は、フィリピンを中心に
国際送金の規制やお得な情報を共有していく。
フィリピンへの送金で知っておきたい事。規制があるけど大丈夫?
まず、送金の種類を紹介しておくことにする。
国際送金でよく使われるのが「SBIレミット」と言われるものである。
「SBIレミット」は、マネーグラム社のネットワークを利用して
現金受け取りサービスを展開しているのである。
現地での受取通貨は、「ペソ(PHP)」と「ドル(USD)」である。
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こちらは、受取人が銀行口座を持っていなくても、
取扱店で現金を受け取ることが可能である。
そして、利用する方法が、
いくつかのパターンが用意されているのである。
(便利な送金方法はこちらである)
A、インターネット送金
準備金口座に入金し、送金先や送金額を
サイト上で操作し送金していくシステムである。
Bフリコミ送金
受取人が、一人ひとり口座を作り、登録し
振り込みされた金額を全額送金するシステムである。
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C店頭送金
SBIレミット送金サービス取り扱い代理店にて、
口座本人の名義のキャッシュカードを使用して、送金するシステムである。
Dコンビニ送金
平日に時間が取れない、または銀行口座を持っていない方に
お勧めの送金サービスである。
そして、送金不可国があること、
制限対象国があることを知っておくべきである。
送金が出来ない国は、「北朝鮮」と「イラン」である。
また、制限対象国は、
「ロシア、モルドバ、ラトビア、ウクライナ、ガーナ、
ウズベキスタン、トルコ、ナイジェリア、
カザフスタン、ポーランド、ギリシャ,
ジョージア、タジキスタン」である。
列挙した国々への送金は、既に送金先の登録をしていても、
送金目的などは、改めて確認をするということである。
これは、気づかないまま犯罪に
巻き込まれることを防ぐために確認をしているのである。
よって、手続きには時間がかかることを見込んで
送金手続きをしなければならないのである。
フィリピンへの送金は郵便局でも使えるの?手数料などはどうなるの?
送金するために、日本で身近な存在の郵便局が使えると、
とても便利である。
それは、レミットカード送金である。
日本全国にある、ゆうちょATMから送金する方法である。
レミットカードの申し込み
会員登録時に、送金先を
「レミットカードを利用する」を選択するのである。
すると後日、登録住所にレミットカードが郵送されてくるのである。
1~2週間ほどの時間がかかるのである。
送金先のレミットカードと現金を持参して
利用ガイドに従って、入金をするのである。
レミットカードの裏面にも、
利用ガイドが記載されているのである。
※ここでの注意点
ATM(現金自動預け払い機)での入金限度額が、
1度に100万円までである。
入金金額は千円単位でのみ、可能である。
硬貨の取り扱いはないのである。
入金後、早くて約15分で
Reference Number(リファレンスナンバー)が発行され、
送金完了となるのである。
送金の手続き後、メール受信
送金する時に、入金額から入金手数料、
送金手数料を差し引かれ、
指定の通貨で送金になるのである。
手続き終了後、メールにて手数料、換算レート、
現地での受取金額、Reference Number(リファレンスナンバー)
を知らせてくれるのである。
現金受け取りの場合は送金完了後、
直ちにReference Number(レファレンスナンバー)が発行され、
その時点で受取可能となるのである。
口座宛て送金の時は、1~3日営業日内での着金となるのである。
そして、気になるのが手数料である。
これは送金額に対して手数料がいくらと決まっているのである。
SBIレミットを使用して、フィリピンへの送金額が、
1円~10000円 480円
10001円~20000円 720円
20001円~30000円 800円
30001円~50000円 1000円
送金する国によって、手数料が異なるので、
個々での確認をお願いしたいのである。
フィリピンへ送金する時はメトロバンクがお勧め!着金までの時間は?
これまで、主にSBIレミット銀行の
フィリピンへの海外送金を書いてきたが、
その他の銀行で、「メトロバンク」銀行がある。
メトロポリタン銀行 東京支店では、
送金先がメトロバンクであれば、
当日着金できるのである。
ただし、手数料が1件あたり、2000円かかるのである。
確かに、着金までの使用時間は、
短いと思うが、俺はこの手数料が
とても高額に思うのである。
振込金額に応じて、
使用する銀行を考えていくのも良いと思うのである。
まとめ
いかがだっただろうか?
フィリピン人には、家族への送金を
日本での生活のモチベーションにしている人もいる。
海外送金は、とてもたくさんの銀行が取り扱っているため、
手段が多種多様。
自分自身が、使いやすく、
また受取人が受け取りやすい環境を選ぶといい。
また、犯罪も年々増加傾向にあり、自分は全く関与していない
にも関わらず、勝手に加担させられてしまうケースもある。
細心の注意を払わないといけないのである。