首折り男のための協奏曲(伊坂幸太郎)の解説!死因などネタバレも

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「首折り男のための協奏曲」伊坂幸太郎著がつまらない

と、浩二がマカティで飲んでいるときに話していた。

 

彼と別れた直後、Fireに本をダウンロード(笑)。

 

 

実際はどうだったのか?

この記事でネタバレを含め解説しよう。

 

 

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「首折り男のための協奏曲」がつまらない、はウソ

 

 

久々に伊坂ワールドに漬かることができた作品だった。

結論から言えば、つまらないということはない

 

 

ただ、この作家を応援している俺が

一連の作品を読みながら邪推していること。

 

 

伊坂幸太郎はデビューから続けざまに

キレキレの秀作を世に出し続け、その後は

これらを凌駕しうる新しい作品に果敢に挑戦してきていた。

 

ところが、どうもそのハードルが高く超えることができずに

スランプ状態に陥っているのではないかと思っている。

 

まるで、イーグルスのドン・ヘンリーが「ホテル

カルフォルニア」を作曲してしまったが故に、

それを超える作品ができず苦悩したような。

 

 

そして、その苦悩のなかで「首折り男のための協奏曲」は

一旦、デビュー当時の立ち位置に戻った感のある作品

ではないかと感じる。

 

これが冒頭にある「伊坂ワールドとの再会」に繋がったわけだ。

 

 

首折り男のための協奏曲(伊坂幸太郎/文庫)あらすじとネタバレを解説

 

伊坂ワールドの一端に触れるため、本作品収録の

短編である「人間らしく」のクワガタの話を紹介する。

 

殺し屋の黒沢(著者の作品ではお馴染みの人物)と

窪田という作家との話。

 

 

窪田はクワガタの収集家。

 

3種のクワガタのオスを飼育ケースに入れたところ、

平和が維持されず2種のクワガタが同盟を結んだかのように

もう1種のクワガタを攻めてひっくり返してしまった。

 

実はクワガタは転倒には弱く、

そのまま放置すると死に至ることもある。

 

 

窪田はたまたま執筆の手を休めて

飼育ケースを見にきていたときだったので、慌てて

転倒したクワガタを起こしたとのこと。

 

黒沢は転倒したクワガタにとって

窪田は神様であるという。

 

神様というものは、たまたま見ていたときには

困っている人(たとえば、いじめに会っている子供)を

助けたり、悪い奴らに罰を与えることができる。

 

したがって神様はいるにはいるのだが、見ていないときには

何もしてくれないもの。そういときには困っている人は

“神も仏もいやしない”と嘆くことになる。

 

それが神様の在り方という。

 

こういう独特であるが思わず頷いてしまう斬新な発想

伊坂ワールドには顔を出す。

 

 

少し残念だったのは、本短編集には

 

各短編の関連性がところどころ浮かび上がり

最後には読者が驚きとともに得心させられる

 

という伊坂幸太郎のすご技はあまり感じなかったところ。

 

 

首折り男のための協奏曲…死因は?

 

首折り男のための協奏曲を解説し考察しているが、大藪や七尾、

また死因についてはさすがに伏せておこう。

 

ちなみに首折り男のための協奏曲の中に「君の名は」が登場し

驚く人が多いが、ただの偶然。wikiにも書かれていて

有名なエピソードになっている。

 

 

首折り男の周辺と比べ、どちらが面白い?

 

「首折り男のための協奏曲」は「月曜日から逃げろ」「首折り男の周辺」

と比べ、どちらが名言が多く興味深く読めるだろう?

今度、この本の解説やネタバレもしてみよう。

 

 

「首折り男のための協奏曲」はつまらないわけではないが・・・

 

彼独特の表現は楽しめたものの、伊坂の短編作品における

ホテル・カルフォルニアである「死神の精度」には

まだまだ届いていないといったところ。

 

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