ゴルフで100切りするにはコツがあります。
そもそもゴルファーの皆さんが目指す100切りとは、
18ホールを100打未満でラウンドすることです。
18ホール全て規定打数でラウンドできれば、
スコアは「72」となります。
このスコア以内にラウンドできれば
かなりの上級者です。
では、100切りとはするには
どうすれば良いのでしょうか。
そこで今回は
・100切り達成している割合と期間
・100切りするコツ
・100切りするために必要なスキル
・ゴルフ100切りの次の目標
・よくある質問
について紹介します。
何年?割合と期間は?100切りを達成している
まず最初に、100切りを達成している割合と
何年かかるのか期間はどのくらいなのでしょうか。
ここでは、100切りを達成している割合と期間について紹介します。
1.ゴルフで100を切る割合
日本でのアマチュアゴルファーの中で
100切りできない人は
「7割」いると言われます。(GDO調査)
残りの3割の人は100切りが達成できています。
2.100切り達成期間
ゴルフを始めて
何年で100を切れるのでしょうか。
ゴルフを始めてから100切りまでにかかった
年数を紹介します。
・1年以内:16.4%
・1年~3年:41.7%
・4年~5年:22.0%
・6年~10年:12.7%
・11年~15年:4.6%
・16年~20年:1.7%
・21年以上:0.8%
この結果、100切り達成は初心者であっても
コツや練習次第では
難易度が低いのかもしれません。
早い人では半年で100切りする人もいる様です。
コツは?クラブセッティングは?上手い人になるには。100切りする
ゴルファーの皆さんが目指す
「ゴルフの100切りのコツ」
を達成するには
3つのコツがあります。
その上手い人になるための
3つを紹介していきます。
1.100切りするコツ
①安全策を取って大叩きのリスクを減らす
100を切るには、
正しいスイングの習得や
飛距離を伸ばすことも必要ですが、
精神面での工夫も重要です。
その一つの考え方が
「パーを狙わずボギーを狙う」ことです。
18ホール全てをパーでラウンドした場合の
スコアは
「72」です。
全てボギーでラウンドしたとしても
スコアは「90」となり、
100を切ることが出来ます。
例えばミスショットなどをして
パーを取ることが難しくなった時、
力んでさらに
ミスショットをしてしまいます。
これらが悪循環となり
1ホールで10打という
大叩きをしてしまいます。
ボギーで良いという考えになれば、
1打ミスショットしても
力まずに
次のショットをアプローチすることが
出来ます。
②アプローチとパターの練習
100切り達成のカギとなるのは、
アプローチとパターと言われています。
多くのアマチュアゴルファーは、
150ヤードなど長い距離のショットで
正確にグリーンに乗せられず、
グリーンを外し
アプローチショットでリカバリーする
ケースが多いとされています。
このアプローチショットを失敗するのとしないのでは
大きな差があります。
またパターも重要です。
ただ転がすだけですが、
1打であることには
変わりがないので気が抜けません。
なのでアプローチと
パターの打ち方の練習は、
しっかりと練習する必要があります。
③正しいスイングの基礎を習得
100切りに重要なのは、
確実に打ちやすい場所に
ボールを運んでいく事です。
飛距離を優先するあまり、
力が入ってしまいミスショットして
スコアが崩れることがよくあります。
一方、
方向性を重視して
狙った方向に
ボールを運んでいくことが出来れば、
スコアは大きく崩れることは
少なくなってきます。
ボールの方向性を安定させるには
正しいスイングの習得が必要となります。
2.クラブのセッティング
クラブのセッティングは、
スコアを大きく左右します。
男女別のセッティングを紹介します。
①男性のクラブセッティング
個人差がありますが、
スコア100切りを目指すレベルの男性にとって
スコアに差がつきやすい区域は
「120ヤード~130ヤード」
程度の区域です。
ピンから120ヤード前後の距離の時に、
確実に距離が縮められるかがカギを握ります。
これを逆算して、
番手の低いアイアンなど
フルショットで
120ヤード程度の距離が出るクラブを多めに入れておけば、
微妙な調整が効くようになります。
②女性のクラブセッティング
スコア100を切るには、
まず自分のプレースタイルに合った
クラブを揃えるのが基本です。
どんなに上手いひとでも、
状況に適さないクラブでは
実力を発揮することが出来ません。
特に女性では、
男性に比べて筋力がない分、
飛距離が出ない可能性があります。
それを補うためにも
クラブのセッティングが重要になります。
絶対に必要なクラブは
「ドライバー」と「パター」と
「ピッチング」と「サンドウェッジ」です。
これらのクラブは使いやすい物を選びましょう。
女性の場合、
ドライバーで飛距離を稼げないことが多く、
2打目に長い距離が残ることがあります。
だからと言って
フェアウェイやラフで
ドライバーを使うのは
難易度が高いです。
加えてアイアンでは
距離が足りない時などに
重宝するクラブです。
3.100切りに要したラウンド数
スコア100切りに要した
平均ラウンド数は
「18ラウンド」となっています。
自分のラウンド数と比較してみてはいかがでしょうか。
またスコア100切りに要したラウンド数は
10~30回以内が
全体の40%くらいです。
これらは個人差があります。
焦らずコツコツと練習すれば
確実にスコアが良くなってきます。
このラウンド数のデータは
参考程度にしておいて下さい。
練習方法。100切りを達成するために必要なスキル
100切りに必要な練習方法、スキルがあります。
今から紹介するスキルを練習すれば
簡単に100を切ることが出来ます。
ここでは、100を切る7つのスキルや
練習方法を紹介します。
1.必要な7つのスキルの種類
①ティーショット
②セカンドショット
③ショートゲーム
④アプローチ
⑤パットその1
⑥パットその2
⑦コースマネジメント
2.練習方法
先程紹介したスキルを身につけるには順序があり、
順番にクリアしていく必要があります。
理由は、
順序通りに
集中して練習しないと
上達しないからです。
ここでは、
スキルの練習方法について紹介します。
まずは順序良く目標をもって
練習することが
100切り達成の近道です。
①ティーショット
ティーショットの目標は
「180ヤード先の目標に6割方運べるようになること」です。
ショットの左右のブレは
飛距離の10%以内なら
「ナイスショット」、
20%以上ブレたら「OB」
になると
想定して練習しましょう。
クリアできる目標の目安は
10球打った時、
6球が「ナイスショット」となれば
クリアです。
これはドライバーでなくても、
フェアウェイウッドや
ユーティリティーなど
クラブの種類は問いません。
目標がクリアできるまでは
他の練習はせず、
集中してティーショットの練習をしましょう。
②セカンドショット
セカンドショットの目標は
「ショットの方向を安定させること」です。
練習内容はティーショットの練習と同じですが、
違う点は
セカンドショットはティーを使わないことです。
ティーショットはティーアップして打ちますが、
セカンドショットはティーなしの状態となるので
練習場では
マットの上に置いて
練習すると良いでしょう。
セカンドショットは
トップしたりダフったりして
ショットの方向を安定させるのが難しいです。
まずは方向を
安定させることだけに
集中して練習しましょう。
③ショートゲーム
ショートゲームでの目標は
「8番以下のアイアンで、番手の数字通りに飛距離差が出る事」です。
持っているクラブの8番以下のアイアンと
ウエッジの飛距離を比べて、
距離が10~15ヤードごとに差がついており、
打ち分けができればOKです。
以上の3つのスキルは、
練習場でなければ練習が出来ません。
ここからの4つのスキルは
自宅などでもできる練習です。
④アプローチ
アプローチでの目標は
「1ホールで2回アプローチをしないこと」です。
ここで言うアプローチとは、
ピンまでの距離が30ヤード以内で
フェアウェイか
浅いラフから打つことを指します。
アプローチの種類は問いませんので、
30ヤード以内からは
常にグリーンに乗せていれば合格です。
<練習方法>
「アイアンとウエッジで4m先にボールを落とす」
練習をしましょう。
自宅に5mくらいの
距離がある場所があれば
連取が出来ます。
1回20~30球程度でもいいので
毎日練習しましょう。
⑤パットその1
パットその1での目標は
「50㎝先の一点を通過させて2mまっすぐ打てる」です。
ボールを置いた地点から、
50㎝先の目印に向かって
真っすぐ打って
カップと同じ大きさの縁の上で
ちょうど止まるくらいの
力加減で
パットができれば合格です。
<練習方法>
「一定の環境もとで、同じパット練習を繰り返す」
練習をしましょう。
50㎝先に何か目印になる様な物を置いて、
その上を通過させて
2mくらいの距離で
止まるような力加減で
パットをします。
必要な練習環境は、
長さが2.5m程度の
毛足の短い
カーペットの部屋があれば十分です。
⑥パットその2
パットその2での目標は
「グリーン上の5mと10mの距離感を身に着けること」です。
5mまたは10mの力加減をイメージして、
2~3回素振りをした後に
パットをして、
目標の60㎝以内に
ボールが止まれば合格です。
<練習方法>
ここでの練習はカーペットでも良いですが、
実践に近い練習グリーンで
練習する事をオススメします。
練習方法は
「練習グリーン上で約5m感覚にティーを3本立てて、それを目標にパットを繰り返す」です。
グリーン上で約5m間隔でティーを刺すと、
両端の距離が約10mとなるので、
その距離を折り返しで打って
練習します。
⑦コースマネジメント
コースマネジメントの目標は
「今まで身に付けたスキルだけで、スコア99以下でラウンドする事」です。
当然のことながらミスショットが頻発すると
100を切ることが困難になります。
ミスショットの中には
注意して防げるものもありますが、
殆どは
自身で思ったように打てずに
不本意に
出てしまうものです。
ミスが同じホールで
2回以上連続する事もあれば、
全く起こらないこともあります。
なので18ホールを全て
同じスコアのペースで
ラウンドするというのを
心がけていても不可能なことです。
なのでミスをして
損する打数が出来るだけ少なくなるように、
18ホール全てのショットと
パットで
ミスを出さないように
気を抜かずに
ラウンドする事を心がけましょう。
これらの7つのスキルを習得することで
簡単に100を切ることが出来ます。
少しでも上達するには、
質の高い練習量で
レベルを上げて行くことが大切です。
90切りへ。次のレベルへ。ゴルフ100切りの次の目標。
100切りの目標達成したら、
100切りの次のレベルへの目標設定です。
まずは「90切り」を目標にして、
その後に「85切り」、
そして80台と
良いスコアを目指しましょう。
この様に目標を設定することで
達成感が得られ
モチベーションの維持に繋がります。
ここでは、「90切り」の目標に向け、
具体的な方法について紹介します。
1.90切りを達成するには!
ゴルフコースは18ホールで
パー72であることが殆どです。
イーブンで72なので100では28オーバー、
90では
18オーバーとなります。
初心者にとっては
100切りは簡単な事ではないですが、
一度達成してみると
次の目標の
「90切り」
も出来そうな感覚になります。
90切り達成のポイントは
「飛距離を伸ばすよりミスショットをしない」ことです。
実際にこれを意識して
プレーしている方は
スコアが伸びているそうです。
2.90切りに向けて・・
ゴルフは技術はもちろんですが、
メンタルや戦略と言った
色々な要素が必要となるスポーツです。
どれか一つ上手くいかないだけで
スコアが大きく崩れることもあります。
技術を上げ、
戦略を勉強する事も大切ですが、
まずはミスを減らすことに
意識を集中して
スコアを伸ばすのが
一番の近道です。
できない方々へも。ゴルフの100切りにあるよくある質問
ここではよくある質問を紹介します。
今はまだゴルフで100切りができない方々も
参考にしてください。
・ゴルフで初めて100を切った時の
お祝いに何を貰うと喜ばれますか?
【回答】
ボールマーカーがオススメです。
帽子の縁につけるクリップ式のもので、
グリーンフォークと
セットになっているものもあります。
自分で購入すると
2,000円~3,000円するので
もったいなくて手が出ませんが、
祝いの記念品として
貰えるのなら
喜ばれると思います。
・スコア100切りのドライバー平均飛距離は?
【回答】
100切りに飛距離は必要ありません。
重要なのは
ミスショットをしないことです。
100切りで大切なのは、
距離に合わせた
クラブを選択して
ゴルフをしましょう。
参考までにドライバーで飛距離を紹介します。
ヘッドスピードが40m/s前後の場合、
飛距離は
「220ヤード(ロフト角度:10.5度)」です。
・アマチュアゴルファーのベストスコアはどれくらい?
【回答】
平均年齢が55歳による
618人の平均ベストスコアは
「80台前半」
が最も多い結果となっています。
詳細は以下の通りです。
・スコア70台前半:9%
・スコア70代後半:14%
・スコア80台前半:21%
・スコア80代後半:15%
・スコア100~110未満:11%
ゴルフキャリアなどで変わってきますので、
参考程度にして下さい。
まとめ ゴルフの100切りの達成
今回のブログではゴルフスコア100を切るコツについて紹介しました。
100を切るコツとして
鍵になるのが
「アプローチとパター」と「正確なスイング」です。
先程紹介したように
これらのコツを習得できれば
簡単にスコア100切りが達成できます。
今回の記事のポイントは「練習方法」です。
先程紹介した
7つのスキルの順序と
練習方法に従って
練習をすることです。
スコア100切りを目指している方は、
是非今回の記事を参考にして
攻略を目指して下さい。