祇園祭の稚児とは?母親や生活、歴代の家柄や費用、選び方について…中西や長刀鉾なども紹介 【2020年最新】

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京都を代表する祭り「祇園祭」を仕切る稚児は、

多くの人が「良家の御曹司」だと思っているのではないか?

 

ベールに包まれた稚児の選び方とは…

 

 

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祇園祭の稚児とは?もともと生贄だった?その伝説を検証!決定のし方や選び方、お金持ちが優先?お金が無関係な理由。歴代の家柄は中西?費用は会社の経費?祇園祭を稚児社参で

 

確かに代々の稚児の家庭を見ると、

会社経営者や老舗呉服店の息子など

裕福な家庭の子どもばかりだ。

 

しかし「裕福な家庭の息子だからなれる」のではない。

 

稚児の選び方は、祇園祭に関わるしきたりや伝統と深く関わっている。

 

 

現在、生き稚児はただ一人で、

稚児は補佐役の禿とともに一番高い長刀鉾に乗り、

祭りを仕切るという中心的役割を務める。

 

 

天明の大火(1788)で被害を受けた函谷鉾が

復興する際に稚児人形を用いたことにより、

長刀鉾以外の鉾にはすべて人形が使われるようになった。

 

 

祇園祭の始まりは、869年にさかのぼる。

 

上下水道が整備されていなかったこの時代、

疫病や飢饉が流行した。

 

人々は、現世に恨みを残し亡くなった人の怨霊の祟りだと考えた。

 

疫神や死者の怨霊を鎮めるという目的で始まった。

 

 

祇園牛頭王を祀り、

当時の国の数であった66の鉾を立ててその鉾に悪霊を移すことで

穢れを祓うために行われた御霊会が起源だとされる。

 

 

このような歴史から考えると、

稚児が生け贄だったというのは、

事実ではないというのが私の考えだ。

 

古来から子どもには神霊が降臨すると考えられていた。

 

生き稚児が複数いた昔から、

儀式を滞りなく終えるために鉾を先導することが

稚児の役割だったと考えるのが妥当だろう。

 

 

祇園祭の稚児の生活は?母親も触れられない理由とは?

 

選ばれた稚児は、

長刀鉾を所有する長刀鉾町との

養子縁組の結納を交わす。

 

少子化のこの時代、

毎年長刀鉾町内から稚児を選出することが難しいため、

近隣の町も含めて選出されている。

 

 

そして形式上の養子縁組をするのだ。

 

祇園祭の1か月ほど前から、

稚児はしめ縄切りや舞の練習、

多くの儀式などを行わなければならない。

 

 

7月13日に社参の儀で正五位少将という位を授かり

お返しの儀を行う17日までの間は、

神の使いとなるため精神潔斎の生活を送る。

 

 

汚れた地面には足をつけられないため、

儀式などでは、

強力と呼ばれる男性に抱えられて移動する。

 

また鉾は女人禁制とされており、

儀式だけではなく生活においても

女性と関わることが禁じられる。

 

食事などの世話も父や祖父など

男性がするしきたりになっている。

 

 

祇園祭の稚児はその後どうなる?

 

6月上旬に報道に発表されて以降、

あいさつ回りや様々な儀式に参加し、

7月17日に山鉾巡業で注連縄を切り山鉾を前に進ませるという大役を務める。

 

 

その後、授かった正五位少将の位

八坂神社にて返上したあとは、

一般の少年、普段の生活に戻る。

 

 

「祇園のお稚児さん」を務めたというのは

京都では大変名誉なことと考えられている。

 

その後「あそこの○○さん、お稚児さんやらはった」と評判になったり、

商売をしていれば客が増えたりするという

京都の人の話もある。

 

 

祇園祭の歴代の稚児、斎王代の選び方。

 

 

2009年にユネスコ無形文化遺産に登録された

京都祇園祭山鉾行事」は、国内だけでなく

 

海外からも100万人以上もの観光客を集め、

賑わいを見せる京都三大祭りの一つだ。

 

 

その歴史はおよそ1100年以上も前に遡り、元々は

疫病を鎮めるために鉾を立てて祈ったことが始まりだとされる。

 

 

祇園祭は7月1日から1ヶ月の間に様々な祭事を行うが

 

その中でも一番盛り上がるのが前祭(さきまつり)と

後祭(あとまつり)の最終日に行われる

山鉾巡行(やまほこじゅんこう)」なのだ。

 

 

山鉾とはいわゆる山車のことで、山鉾巡行に使われるのは

全部で33基あり、いずれも肩に担いだり、車で引いたりするものだ。

 

昔は船鉾町以外の全てにお稚児さんが乗っていたが、

今は先頭の長刀鉾(なぎなたほこ)以外はお人形さんを乗せているのだ。

 

 

毎年祇園祭のお稚児さんが決定すると地元では

ニュースにもなるが、実はその祇園祭のお稚児さんの選び方

選んでいる人たち以外、厳密には誰も知らないのだ。

 

 

ただし、他の地域の祭りのお稚児さんはともかく、

京都の祇園祭のお稚児さんは少なからずそこそこの家柄の子息から

選んでいると言える。と言うのも、祇園祭には色々とお金がかかるのだ。

 

 

個人の推測の域を超えないが、自分が思うに、

2017年からクラウドファンディングで祭りの費用の一部を

集めているように、祭り自体にも結構なお金がかかるのだから、

 

お稚児さんにかかる費用はお稚児さん自身でもってよね

ということなのだと思われる。またお稚児さんになれる条件としては、

一年以内に身内に不幸がなく8歳から10歳の男の子であることだ。

 

 

ちなみに晴れて2020年のお稚児さんに選ばれたのは、

京都市内に住む和菓子の製造販売会社「鼓月」の中西社長の長男だ。

 

調べてみると、歴代のお稚児さんも代々社長の家が多い。

 

 

ところで京都には年間大小300もの祭りが有ると言うが、

三大祭りの残りの二つは葵祭と時代祭とされる。

 

どちらかと言うと、祇園祭が庶民の祭なのに対し、

葵祭は貴族の祭だった。祇園祭の山鉾巡行の主役が

お稚児さんだとすると、葵祭の主役は斎王代だ。

 

 

斎王代の選び方は祇園祭のお稚児さんの選び方同様、

わかっていない。が、そこそこの家柄の人と言うのは

お稚児さんの時と同様で、その他の条件は年齢が20代

 

未婚女性で有ることだ。お稚児さんにせよ、斎王代にせよ、

そこそこの家柄の人と言うのが共通点だ。

 

 

長刀鉾の稚児の費用は?

 

では、祇園祭の長刀鉾のお稚児さんという、

とても名誉ある役目に選ばれると一体どれくらいの費用がかかるのか。

 

 

なんと、お稚児さんも斎王代も

約2,000万円ほどの経費がかかるというのだ。

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それぞれ何にそんなにお金を使うのか。

 

お稚児さん:

・お稚児さん本人の儀式ごとの衣装代

両親の羽織袴と紋付の着物を新調する費用

・移動の為の車代

・関係者の飲食代や接待費

・各所へのお供えや寄付金

・祇園祭の後の宴会代、など

 

斎王代:

・藤の花で飾った牛舎や輿代

・十二単の生地と仕立て代

・十二単のクリーニング代

女人行列の費用

・関係者の食事代、接待費用

・各所へのお供えや寄付金、など

 

 

斎王代の特徴としては費用の半分くらいが

十二単にあてられているところだろう。

 

というわけで、

ほんの一回の名誉ある役のために、

この莫大な金額を負担できる家と言ったら

そう多くはないだろう。

 

 

めでたくその名誉あるお稚児さんに選出された後、

 

その子供は祭までどうやって過ごしているのか、

ちょっと面白いので簡単に紹介しよう。

 

 

お稚児さんに決まった後は下記のことを守らねばならない。

 

女人禁制。話すのは良いが、家族ですら触れ合ったりしてはいけない。

・身の回りの世話は全て男性が行う。料理も父親が作る。

 

・公の場では地面に足をつけて歩いてはならない

「強力(ごうりき)」と呼ばれる男性の肩にかついでもらって移動する。

・八坂神社の紋であるきゅうりを食べてはならない

 

この現代において、ずいぶん時代錯誤的な感じであるが、

神様の使いなんだからと聞けば、

これくらいやってやっと神聖な感じになるのかもしれない。

 

 

祇園祭の稚児餅って?

 

ところで、自分的には祇園祭と聞いて

もう一つ思い浮かべるのは稚児餅だ。知っているだろうか。

 

 

「稚児餅」とは八坂神社の敷地内にある老舗、

二軒茶屋中村楼」が7月13日に八坂神社で行われる

「稚児社参」に献上する菓子のことだ。

 

細長い餅が串に刺さっており、表面がこんがりと焼けて、

見た目は五平餅の上品版のような感じだ。

 

 

特徴となるのは餅の周りに付いている白味噌で、

香ばしく、甘さ控えめな味だ。この「二軒茶屋中村楼」の

「稚児餅」は期間限定で、お稚児さんが稚児社参を終えた

7月14日から7月31日までしか食べられないので貴重だ。

 

この時期にたまたま京都を訪れるなら、

是非食べに行くことを勧める。

 

 

また「稚児餅」以外にも、「三條若狭屋」が製造、販売している

ちご餅」というものがあり、甘い白味噌を求肥で包んで串に刺し、

表面には氷餅の粉がまぶしてある。

 

個人的には「二軒茶屋中村楼」の「稚児餅」の方が

香ばしくて好きだが、「三條若狭屋」の「ちご餅」が食べてみたければ、

こちらはネットでも一年中買える。

 

 

まとめ。祇園祭(祇園祭り)の稚児や提灯の行列、お祝いの様子を眺めて思う2020年。その役割とは?

 

祇園祭のお稚児さんに選ばれるのは

由緒正しい家柄の御曹司だけなのか。

 

お稚児さんには高額な費用がかかると言われるが幾らかかるのか。

お稚児さんに選ばれた後、お務めを果たすまでの一風変わった生活とは・・・

こういったことについて解説してきた。

 

 

このように、祇園祭の稚児は、8~10歳といえども

1000年以上続く伝統を受け継ぎしきたりを守って

務めを果たさなければならない責任の重い役目だ。

 

 

稚児は祇園祭の期間、学校も公休扱いで休ませてもらうことになる。

 

また稚児だけではなく、

その家族も祇園祭の1か月からは

儀式の手伝いや稚児のお世話をしなければならない。

 

 

多くの儀式で着る稚児や家族の着物、

ハイヤーや宴会などの負担費用は

2,000万円以上になると言われる。

 

 

一般のサラ―リマン家庭では、

1か月以上の稚児のサポートや

高額費用の負担は難しい。

 

資産があり由緒正しい家柄の

御曹司でないと務まらない理由があるのだ。

 

 

稚児は毎年、

長刀鉾保存会により非公開で選ばれている。

 

神の使いとなる大変名誉ある務めだからこそ、

誰でもなれるというわけではなく、

ある程度の候補は決められており選出されると言われている。

 

 

かわいらしく見えるだけの稚児の姿も、

地域と家族に支えられながら伝統を守り、

 

務めを果たしているのだとわかると、

祇園祭をもっと楽しむことができるはずだ。

 

 

お稚児さんや斎王代に選ばれるのはすごく名誉なことだが、

相当の費用がかかるので、一般庶民にはまず無理だと言える。

 

しかし、裏でそれだけの費用をかけて準備して

表舞台に出てくるのだから、祭りも盛り上がり、

また、見る側にも神々しく感じられるのかもしれない。

 

自分としては、日本の伝統行事が形を変えることなく

受け継がれて行くのを期待するばかりだ。

 

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国内
海外移住者のつぶやき(先人の知恵を最大限に活用したいあなたへ)

コメント

  1. はる より:

    それはいわゆるおぼっちゃまの家系でしか無理だぁ
    なんだか祇園祭がまた違った見方ができますね、笑
    8〜10歳でその重み!

  2. るまんど より:

    祇園祭の稚児のことは全然知りませんでした。
    2000万円も費用がかかるなんて、一般家庭の子どもにはムリなことですね。
    お金持ちの中でも選ばれることはステータスなんでしょうね。
    口ききとかありそうで、なんだかなぁって思ってしまいます。

  3. さら より:

    869年?!そんなに昔から行われているんですね!祇園のお稚児さんを務めたというのは絶対に名誉ですね!すごいです。

  4. あや より:

    祇園のお稚児さんを務めたというのは京都では大変名誉なことなんですね。恥ずかしながら初めて聞きました。

  5. とむ より:

    祇園祭の長刀鉾のお稚児さんなんて、お坊ちゃましかなれなそうなイメージです。でも大人になったら思い出に残りますね。

  6. あ~ちゃんあ より:

    お稚児さんも、斎王代も初めて知った~!
    2000万円もの費用を負担してまでなりたいなんて
    それだけ名誉なことなのね~
    関東住みの自分には価値は分からないけど(笑)