祇園祭で気になる稚児の選び方!驚きの条件とは?

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京都を代表する祭り「祇園祭」を仕切る稚児は、

多くの人が「良家の御曹司」だと思っているのではないか?

ベールに包まれた稚児の選び方とは…

 

 

祇園祭の稚児は生け贄だった?その伝説を検証!

 

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確かに代々の稚児の家庭を見ると、

会社経営者や老舗呉服店の息子など

裕福な家庭の子どもばかりだ。

 

しかし「裕福な家庭の息子だからなれる」のではない。

 

稚児の選び方は、祇園祭に関わるしきたりや伝統と深く関わっている。

 

 

現在、生き稚児はただ一人で、

稚児は補佐役の禿とともに一番高い長刀鉾に乗り、

祭りを仕切るという中心的役割を務める。

 

 

天明の大火(1788)で被害を受けた函谷鉾が

復興する際に稚児人形を用いたことにより、

長刀鉾以外の鉾にはすべて人形が使われるようになった。

 

 

祇園祭の始まりは、869年にさかのぼる。

 

上下水道が整備されていなかったこの時代、

疫病や飢饉が流行した。

 

人々は、現世に恨みを残し亡くなった人の怨霊の祟りだと考えた。

 

疫神や死者の怨霊を鎮めるという目的で始まった。

 

 

祇園牛頭王を祀り、

当時の国の数であった66の鉾を立ててその鉾に悪霊を移すことで

穢れを祓うために行われた御霊会が起源だとされる。

 

 

このような歴史から考えると、

稚児が生け贄だったというのは、

事実ではないというのが私の考えだ。

 

古来から子どもには神霊が降臨すると考えられていた。

 

生き稚児が複数いた昔から、

儀式を滞りなく終えるために鉾を先導することが

稚児の役割だったと考えるのが妥当だろう。

 

 

祇園祭の稚児の生活は?母親も触れられない理由とは?

 

 

選ばれた稚児は、

長刀鉾を所有する長刀鉾町との

養子縁組の結納を交わす。

 

少子化のこの時代、

毎年長刀鉾町内から稚児を選出することが難しいため、

近隣の町も含めて選出されている。

 

 

そして形式上の養子縁組をするのだ。

 

祇園祭の1か月ほど前から、

稚児はしめ縄切りや舞の練習、

多くの儀式などを行わなければならない。

 

 

7月13日に社参の儀で正五位少将という位を授かり

お返しの儀を行う17日までの間は、

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神の使いとなるため精神潔斎の生活を送る。

 

 

汚れた地面には足をつけられないため、

儀式などでは、

強力と呼ばれる男性に抱えられて移動する。

 

また鉾は女人禁制とされており、

儀式だけではなく生活においても

女性と関わることが禁じられる。

 

食事などの世話も父や祖父など

男性がするしきたりになっている。

 

 

祇園祭の稚児はその後どうなる?

 

 

6月上旬に報道に発表されて以降、

あいさつ回りや様々な儀式に参加し、

7月17日に山鉾巡業で注連縄を切り山鉾を前に進ませるという大役を務める。

 

 

その後、授かった正五位少将の位

八坂神社にて返上したあとは、

一般の少年、普段の生活に戻る。

 

 

「祇園のお稚児さん」を務めたというのは

京都では大変名誉なことと考えられている。

 

その後「あそこの○○さん、お稚児さんやらはった」と評判になったり、

商売をしていれば客が増えたりするという

京都の人の話もある。

 

 

まとめ

 

 

このように、祇園祭の稚児は、8~10歳といえども

1000年以上続く伝統を受け継ぎしきたりを守って

務めを果たさなければならない責任の重い役目だ。

 

 

稚児は祇園祭の期間、学校も公休扱いで休ませてもらうことになる。

 

また稚児だけではなく、

その家族も祇園祭の1か月からは

儀式の手伝いや稚児のお世話をしなければならない。

 

 

多くの儀式で着る稚児や家族の着物、

ハイヤーや宴会などの負担費用は

2000万円以上になると言われる。

 

 

一般のサラ―リマン家庭では、

1か月以上の稚児のサポートや

高額費用の負担は難しい。

 

資産があり由緒正しい家柄の

御曹司でないと務まらない理由があるのだ。

 

 

稚児は毎年、

長刀鉾保存会により非公開で選ばれている。

 

神の使いとなる大変名誉ある務めだからこそ、

誰でもなれるというわけではなく、

ある程度の候補は決められており選出されると言われている。

 

 

かわいらしく見えるだけの稚児の姿も、

地域と家族に支えられながら伝統を守り、

 

務めを果たしているのだとわかると、

祇園祭をもっと楽しむことができるはずだ。

 

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