フランスは、日本人女性が最も多く移り生活している国。
やはりパリに住んでみたいという女性は多いのだろう。
フランス人は、待ち合わせなどでわざと遅れてくる人がいるが、
これは相手を焦らせないという心配りであり彼らの生活習慣。
また、フランスでは1ヵ月以上の長い休みなどは当たり前。
オンオフをはっきり分け、
プライベートの生活を思いっきり楽しむ国民性である。
彼らのライフスタイルについて語ってみよう。
フランスの生活スタイル(生活様式)。生活習慣など生活文化…生活のスタイルや習慣、文化など生活の様子はブログや本から!
フランスで生活するうえでのマナーは以下の通り。
・レストランで、メニューが決まったらメニュー表は閉じる。
・食べるときに、すすらない。
・ワインを注いでもらうとき、ワイングラスは置いたまま。
・げっぷは禁物。
・お会計の際は、空中で何かを書くようにする。
・「ボンジュール」「メルシー」はスーパーでもどこでも必須。
・語尾に「シルヴプレ」をつける。
(言わないと礼儀がなっていないと思われる。)
・とにかくレディファースト。
・優先席でなくとも、お年寄りと子供に席を譲る。
また、値段にはサービス料も込みになっているので、
海外とはいえ、フランスではチップは不要。
なので、フランスでの生活習慣として、
お店ではチップはいらないが、あいさつはとても大切なのだ。
生活スタイルが日本と異なるので、
上記の点に注意して過ごす必要がある。
フランスの生活習慣病については、ヨーロッパの中では低い。
フランス人はやせ型の人が多く、
老人でも太っている人を見かけることはほとんどない。
これは、フランス人が健康意識が高いことにある。
フランスでの給食は、なんとコースで出される。
子供の頃から食事の大切さを学び、
健康に対する意識が高められているのだ。
フランスの生活を紹介した本
「フランス人は10着しか服を持たない」
フランスの生活を紹介したブログはこちら。
【等身大のフランス暮らし】
フランスの生活保護の制度。金額は?一ヶ月の生活費はどれくらいかかるの?必需品は?
フランスの生活保護としてrmi cesが存在する。
rmi社会参入最低所得手当(RMI:Revenu Minimum d’Insertion)。
フランスの生活保護としてrsaがある。
積極的連帯所得手当
(RSA:Le revenue de solidarité active)と呼ばれ、
2009年全国的に導入された制度である。
連帯雇用契約CES:ContratEmploiSolidaliteのプログラムは、
RMI受給者等失業者向けの公的機関における
期間限定の雇用プログラムとなっている。
フランスで生活保護を利用する際、
「スティグマ」が発生する。
スティグマとは『負の烙印、偏見』であり、
生活保護を受けることによって、負けの象徴となる。
実はフランスの生活は苦しい。
現在フランスでは生活保護活動として、
生活苦や増税に対抗してGilet Jaune(黄色いベスト)
のデモ活動が行われている。
実際に、日本の日産自動車と三菱自動車、
フランスのルノー3者の会長を兼任していた
カルロス・ゴーン氏が逮捕され、
フランス政府が出資しているルノーによる
日産支配の構造が一般人の目に明るみになった。
フランスでは生活保護を受ける芸術家が少なくない。
芸術や文化におもきを置くフランスでは、
芸術家に生活保護のお金を送ることも当然とされている。
フランスの生活水準は、高いように思われ、
きらきらした生活を想像しているかもしれないが、実際は超格差社会。
超富裕層はお誕生日プレゼントに
ジェット機を買ってもらったりする人もいる一方、
メトロや道端で物乞いやスリ・引ったくりをして
生計を立てている人もたくさんいるのが現実。
フランスでの生活費は日本円で約560ユーロ
(75,600円 1ユーロ=135円とした場合)、
留学するとしたらそれに学費300ユーロほど。
フランスでは高等教育の無償化が推進されているため
国立大学の学費はなんと300ユーロほどで済むのだ。
フランスでは生活費を折半するのが普通。
なので、フランスでの生活費は夫婦でも折半。
結婚して夫が働き、妻が家のことをするという、
日本の昔のスタイルとは程遠い。
日本とフランスの生活水準を比較してみよう。
フランスでは、有給休暇を取ることは当然で、
日本とは違って有休をとったからと言ってとがめられることはない。
このように働く側としては有意義だが、
消費者としては不便なところが多い。
働く側の休みが多いということは、その分お店の休みが増える。
そうすると消費者はお店がやってる時間に
行かなければならない。
お店が長期休みの場合はそれに合わせて行動する必要がある。
また、日本と違ってフランスはスリが多い。
生活に困ってる人がスリをしているのだ。
日本では、バッグの蓋が空いていても気にせず歩いたり、
電車では居眠りする人もいる。
フランスでそのような人がいたら、スリの恰好の餌。
フランスでのきらきらした生活は幻想で、
実際は日本の方が生活をしやすく、治安もいいのだ。
長期滞在での必需品は、意外かもしれないがボールペンと袋。
日本では、サインする必要がある場所では
必ずボールペンが用意されているが、フランスでは用意されていない。
また、日本では1商品であってもレジ袋をもらうことが出来る。
だが、フランスでは環境問題を配慮して、
2016年からレジ袋が有料となっている。
日本では気軽に貸してもらえるボールペン、
日本では当たり前のようにもらうことが出来るレジ袋。
これら2点がフランスでは必需品になる。
まとめ
フランスでの生活習慣は日本とは違うところが多く、
戸惑うところもあるだろう。
また、フランスでは貧富の差が激しく、超格差社会。
デモが起きていたり、スリがいるなど日常茶飯事。
フランスでの自立した夫婦の在り方は、
日本の将来を表すものかもしれない。
収入を夫に頼らず、子どもに振り回されず、
自立した女性は、今の日本のキャリアウーマンを感じさせる。
だが、フランスの生活に憧れ、
きらきらとしたパリへ行ってみたところ、
がっかりすることが多く、パリ症候群になる日本人がいる。
折角憧れのフランスに来て、
希望とともに楽しく生活するはずが…
現実とのギャップに苦しみ適応障害に陥ってしまうのがパリ症候群。
フランスに行く際は、
フランスの実態をよく知ってから行くべきだ。