色によってあざの状態が分かります。
あざをよく見てみると、
赤や青や紫、緑や黄などの違いがあります。
色の違いによって、
皮膚のどの部分に出来たあざなのか、
出来たばかりのあざなのか、
治りかけなのかが分かります。
あざは一般的に障害物に
ぶつけてアザが出来ることが多く、
予防法はぶつけないように注意することです。
芸能人の方たちは気を付けているようです。
またあざの種類によっては
病気の可能性があるので注意が必要です。
そこで今回は
・あざの種類と状態
・あざの色の変化と色の違い
・あざが出来る原因
について紹介します。
あざの種類と状態
1.あざの種類
あざにも色々な種類があります。
①赤あざ
②黒あざ
③茶あざ
④青あざ
主にこの4種類のあざがあります
2.あざの状態
①赤あざ
赤あざは生まれつき皮膚の血管が異常に増殖拡張したものです。
・単純性血管腫
・いちご状血管腫
・ポートワイン母斑
・サーモンパッチ
などがあります。
②黒あざ
濃い黒色のあざの場合は母斑細胞の密集で「黒子」と言われるものです。
極小さい物はレーザー処置も可能ですが、大半は切除することが多いです。
・色素性母斑
などがあります。
③茶あざ
茶あざの多くは、薄茶色で平坦です。
生まれつき存在するものもありますが、
思春期に発生するものも
あります。
・扁平母斑
・カフェオレ斑
・ベッカー母斑
などがあります。
④青あざ
メラニン色素を持つ細胞が皮膚の深部にあるため
青く見えるものです。
日本人には蒙古斑がありますが、
これもあざの仲間です。
・太田母斑
・蒙古斑
・異所性蒙古斑
・伊藤母斑
・青色母斑
などがあります。
3.あざの治療法
あざを消したい場合
「ダイレーザー」と
「Qスイッチレーザー」の
2種類の処置方法があります。
これ以外の
処置方法は切除する場合があります。
①ダイレーザー
ダイレーザーは色素レーザーとも呼ばれ、
赤みに吸収されやすい特徴があります。
異常のある血管のみ
選択的に反応し、
正常組織の損傷は
最小限になるようになっています。
主に赤あざに効果が有るようです。
②Qスイッチレーザー
異常な色素だけに反応し、
周囲の組織を傷つけることなく治療が出来ます。
低出力~高出力まで
調整できるので薄いあざ~濃いあざまで
幅広く効果を得ることが出来ます。
また
あざができるだけでなく、
シミやそばかすを消すのにも効果があります。
あざの色の経過。変化と色の違い
1.あざの色の変化と色の違い
あざの色は、皮膚の浅い部分に
出来た場合は
「赤」や「青っぽい」色をしており、
皮膚の深い部分に出来た
あざは黒っぽいのが特徴で
先程紹介したように、
それぞれ違いがあります。
◎あざは治るにつれて色が変化
赤や青や黒っぽい色から治るにつれて、
緑色に変化し、
少しずつ黄色に変化する順番で治ってきます。
そして時間が経過すると、
あざが目立たなくなります。
2.危険なあざの見分け方
ぶつけた覚えのないあざで、
今までより急に痣あちこちに見られたり、
治りが遅かったり、
痣が大きくなる場合は
病気が隠れている可能性があります。
この時の症状は、
腫れや熱感、痛みを伴います。
この考えられる原因は
・動脈性出血
・血管の異常
・貧血
・癌や白血病
などです。
その他にも
気になる症状がある場合は
早めに病院に行くようにしましょう。
あざが出来る原因
あざには、ぶつけてできる
「覚えのあるあざ」と
ぶつけてないのに出来る
「身に覚えのないあざ」が
あります。
<覚えのあるあざ>
転んだり、ぶつけたりすることで出来る
「赤あざ」や「青あざ」は、
内出血をして時間が経過するごとに
治ってきます。
ただし、皮膚の奥深く損傷したり
加齢や糖尿病などの
合併症があると、
あざが消えにくくなることが多いです。
<身に覚えのないあざ>
身に覚えのないあざの中には
病気が原因で
引き起こされているものがあります。
①血管や臓器の病気
・老人性紫斑
・アレルギー性紫斑病
・肝機能障害
②血液の病気
・血小板減少性紫斑病
・白血病
・播種性血管内凝固症候群
・血友病
身に覚えのないあざがある場合は
病気の可能性があるので、
直ぐに病院に行きましょう。
あざの色の変化と経過
色によってあざの状態が分かります。
あざの種類では
・赤あざ
・黒あざ
・茶あざ
・青あざ
の4種類があり、それぞれ状態が違います。
この記事でのポイントは
「危険なあざの見分け方」です。
身に覚えのないあざで、
あちこちに痣が出来る場合は、
病気が隠れている可能性があります。
この様な場合は、
早めに病院で診察してもらいましょう。